* インドネシア ――世界最大のイスラームの国 (ちくま新書・加藤 久典 (著))
世界一のイスラーム人口を誇るインドネシアで、人々はどのような社会を創り上げたのか。多様なムスリムの声と共に、教義と実践の狭間で揺れる大国の実態を描く。
世界一のイスラーム人口を誇るインドネシアは、独立後、シャリーア(イスラーム法)を国法としない共和国となった。しかし、教義に厳格なムスリムと、より柔軟に教義を解釈するムスリムの溝は埋まることはなかった。そのなかで人々は何を考え、どのような社会を創り上げたのか。インドネシアに計8年間暮らし、その文化と宗教を研究してきた社会人類学者が、綿密なフィールドワークで得た多様なムスリムの声とともに、教義と実践の狭間で揺れる大国の論理と実態を描きだす。
<「日本超えも秒読み」経済大国インドネシアの実像・急拡大するデジタルとEVの争奪で日本勢は苦戦>
今後も経済発展を続け、政治的安定を保って大国への道を順調に歩んでいくのか。全4回の特集『勃興するインドネシア』で巨大な潜在力を秘める群島国家に迫る。
2022/11/14・舛友 雄大 : 中国・東南アジア専門ジャーナリスト
https://toyokeizai.net/articles/-/629757