* ODAの終焉: 機能主義的開発援助の勧め(浅沼 信爾 (著), 小浜 裕久 (著))
本書は、現在のODAへの違和感と危機感を表明しようという目的で書かれた。開発の現場近くで仕事をしてきた著者達にとって、MDGやSDGは夢の議論のようでその非現実性に強い違和感を抱かざるをえない。ODA自体が存亡の危機にあるのではないかという危惧感さえ抱く。ODAの将来の方向性についての議論を呼び起こす一冊。
* ODA幻想 対中国政策の大失態(古森 義久 (著))
「中国への政府開発援助< ODA>は戦後最大級の失敗! 」
昨年2018年10月、日本政府が中国への政府開発援助(ODA)の終わりを宣言しました。
40年近く合計3兆6千億円の公費の投入は日本になにをもたらしたのか。
その軌跡を総括すると、戦後の日本の対外政策でも最大級の失敗といえる全体像が浮かびあがってきます。日本側の意図とその結果との断層があまりに巨大なことに驚かされます。
<日経社説:「ODA改革で外交力強化を」>・10月16日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK145NE0U2A011C2000000/