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2割の働かないアリ、無駄な存在ではなかった

アリの巣を観察すると、いつも働いているアリがいる一方で、ほとんど働かないアリもいる。働かないアリが存在するのはなぜなのか?
ムシの社会で行われる協力、裏切り、出し抜き、悲喜こもごも――。コロニーと呼ばれる集団をつくり階層社会を営む「真社会性生物」の驚くべき生態を、進化生物学者がヒトの社会にたとえながらわかりやすく、深く、面白く語る。

* ヤマケイ文庫 働かないアリに意義がある(長谷川 英祐 (著))
ヒトの社会、ムシの社会/「とかくこの世は住みにくい」/個体は社会から逃げられない
7割のアリは休んでる/アリは本当に働き者なのか/働かないことの意味/なぜ上司がいなくてうまく回るのか。アリに「職人」はいない/お馬鹿さんがいたほうが成功する/働かないアリはなぜ存在するのか?
「2:8の法則」は本当か/怠け者は仕事の量で変身する/経験や大きさで仕事は決まる
みんなが疲れると社会は続かない/規格品ばかりの組織はダメ/わが子より妹がかわいくなる4分の3仮説
生き残るのは群か?血縁か?/実証不能のジレンマ/社会が回ると裏切り者が出る
なぜ裏切り者がはびこらないのか/最初にやった仕事が好き/自然選択説の限界
説明できないという誠実さ/いつも永遠の夏じゃなく
 
<2割の働かないアリ、無駄な存在ではなかった…ある程度いる方がコロニーやや長く存続>・2022/10/09 ・https://www.yomiuri.co.jp/science/20221008-OYT1T50222/

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