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「正義の教室 善く生きるための哲学入門」:「平等、自由、宗教」

* 正義の教室 善く生きるための哲学入門(飲茶 (著))
本書の舞台は、いじめによる生徒の自殺をきっかけに、学校中に監視カメラを設置することになった私立高校。
平穏な日々が訪れた一方で、「プライバシーの侵害では」と撤廃を求める声があがり、生徒会長の「正義(まさよし)」は、「正義とは何か?」について考え始めます……。
物語には、「平等」「自由」そして「宗教」という、異なる正義を持つ3人の女子高生(生徒会メンバー)が登場。交錯する「正義」。ゆずれない信念。トラウマとの闘い。個性豊かな彼女たちとのかけ合いをとおして、正義(まさよし)が最後に導き出す答えとは! ?
★本文より抜粋
人間が持つ3種類の「正義の判断基準」、それは「平等、自由、宗教」の3つだ。
意外にあっさりとした答えだった。本当にそんなものなのかな。
本当にこの3つだけなのか? そう疑問に思う人もいるだろう。だが、少し視野を広げて、世界レベルで考えてみてほしい。実際のところ世界を見渡せば、「平等」を尊重する国、「自由」を尊重する国、「宗教」を尊重する国の3種類があり、それぞれが自国の正義を訴え、いがみ合っていることに気づくはずだ。

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