<サンマ資源争奪戦の先に待っている運命>
<資源争奪戦の先に待っていること>
「サンマの漁獲枠には、形骸化した獲り切れない枠が、公海とEEZ・排他的経済水域(日本・ロシア)に一応あるだけです。しかし、すでに各国とも分かっているはずですが、禁漁するか、科学的根拠に基づく国別の漁獲枠設定なしには、サンマ資源を回復させる手立てはありません。このままでは資源は壊滅的となり、共倒れします。勝者はいません。」
あえて強がり、秋刀魚が高級魚、ではその養殖業も成り立つかも???
<サンマ資源争奪戦の先に待っている運命>
今年も例年通り8月20日に、サンマの棒受け網漁の大型船の出漁が始まりました。日本のサンマ漁の漁獲量の約99%が、大型船を主体とする棒受け網漁が占めています。しかし漁獲量は減り続けていて、昨年(2021年)は僅か2万トンを切り過去最低を更新しました。一方で、漁獲の減少に伴い、魚価は大幅にアップしています。残念ながら大衆魚のサンマが、漁獲量の減少で大衆魚ではなくなりつつあります。
片野 歩 (水産会社社員)・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/27636