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カルト叩きだけで問題は解決しない

* 愛と暴力の戦後とその後 (講談社現代新書・赤坂 真理 (著))
なぜ、私たちはこんなに歴史と切れているのか? あの敗戦、新憲法、安保闘争、バブル、オウム事件、そして3・11……。〈知っているつもり〉をやめて、虚心に問うてみたら、次から次へと驚きの発見が噴出! 『東京プリズン』の作家が、自らの実体験と戦後日本史を接続させて、この国の〈語りえないもの〉を語る。(講談社現代新書)
【目 次】
プロローグ 二つの川
第1章 母と沈黙と私
第2章 日本語は誰のものか
第3章 消えた空き地とガキ大将
第4章 安保闘争とは何だったのか
第5章 一九八〇年の断絶
第6章 オウムはなぜ語りにくいか
第7章 この国を覆う閉塞感の正体
第8章 憲法を考える補助線
終 章 誰が犠牲になったのか
エピローグ まったく新しい物語のために

<カルト叩きだけで問題は解決しない…私たちが忘れているこの国の過去・あなたを駆動する「物語」について20>
再び耳目を集めている統一教会。「なぜまたカルトに不意打ちを喰らうのか」と思われた向きも多かろう。しかし、日本の近代を振り返ってみると、私たちが忘れてしまったある重大な事実が蘇ってくるーー。作家・赤坂真理さんの渾身の論考です。
彼女をカルトに向かわせたもの
カルトは、依存症の一つ
なぜ日本人は忘れっぽいのか
なぜこれほど無防備なのか
日本に「政教分離」はあったか
大日本帝国憲法の「不気味さ」
大日本帝国とは神聖国家だった
大日本帝国憲法は近代法ではない…
2022.08.15・ 赤坂真理・作家・https://gendai.media/articles/-/98637

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