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文科省が蓋をする「教師の非正規率」の衝撃実態

* 非正規教員の研究ー「使い捨てられる教師たち」の知られざる実態(佐藤 明彦 (著))
なぜこんな矛盾がまかり通っているのか
―仕事内容も能力も正規教員と変わらないのに、使い捨てられる非正規教員たち
公立学校には、「正規教員」と「非正規教員」がいる。
このことは学校関係者なら当たり前に知っているが、一般の人にはあまり知られていない。多くの人たちは学校の先生に対して、フルタイムで働く正規教員のイメージを持っており、単年度の雇用契約で働く非正規教員がいること自体を知らない人は多い。
「教員の非正規?それって産休の代役で来る先生とか、非常勤で教える先生のことでしょ?」と言う人がいるが、それだけではない。民間企業の契約社員のように1年契約で雇用され、正規教員とほぼ同じように働く非正規教員が、現在の学校にはたくさんいる。小学校では学級担任を務めることもあるし、中学校では部活動顧問を持つこともある。つまり、表向きは正規教員と何ら変わらない。だから、子供たちはもちろん保護者も、その先生が非正規教員だとは知らずにいることが多い。
そんな非正規教員が今、増え続けている。その数は今や全国で10万人以上に上り、全体に占める割合も2割に迫ろうとしている。特に、過去15年ほどの急激な増加には驚かされる。グラフだけを見れば、10年後には3~4割が非正規となっても不思議ではない。多くの人が憧れを抱き、「専門職」と言われる教師という職業に、一体何が起きているのか。

<文科省が蓋をする「教師の非正規率」の衝撃実態・20%を超える勢いで上昇、自治体間で3倍の差>・2022/06/16・https://toyokeizai.net/articles/-/596089
 
<教員不足の小学校で「82歳の講師」が話題に:先生の定員ってどうなってるの?>
東京都で教員不足のために82歳の非常勤講師が給料もちゃんともらえずに働いているという記事が話題になっています。文科省の調査では全国で約2000人の教員不足が報告されているそうです。・07.19・アゴラ編集部・https://agora-web.jp/archives/220718122022.html

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