<インドにとってのクアッド:日本からの視点>
インドはしたたかな国、日本のようなわかりやすい外交とは明らかに異なる。
インドは中国が牽引するBRICSの一員。BRICSは経済だけでなく、政治的な活動も始めている???
インドの対中国政策、今後の動向、予断を許さない。
<インドにとってのクアッド:日本からの視点>
日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」首脳会談が5月に東京で開催され、インドのモディ首相が4年ぶりに訪日した。再始動したクアッドの一員となったインドの対外戦略について解説する。
2022年5月、対面方式では2回目となる日米豪印4カ国(クアッド)首脳会合が東京で開催された。07年に発足したもののいったんは頓挫し、17年に再始動したクアッドはいよいよ話し合いの場としての意味を超えて、4カ国の具体的な協力枠組みとして姿を現しつつある。
4カ国のうちインドが従前に採用してきた国際政治における戦略は、他の3カ国と異なるものであった。冷戦時代は「非同盟」を掲げながらもソ連との密接な協力関係を築き、昨今のロシア・ウクライナ戦争においてもロシアへの名指しの非難を避けて関係を維持している。他方で国境紛争を抱える中国への脅威認識を強めてきたインドは、近年、米国や日本、オーストラリア、ベトナムなどの対中脅威認識を共有する国々との安全保障協力を強めてきた。・・・ 2022.07.27・溜 和敏 ・https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00824/
<イランがBRICSへの加盟を申請>
(イラン、中国、ロシア、インド、南アフリカ共和国、ブラジル、アルゼンチン)
2022年07月04日・https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/07/ac698c9795641de9.html
<BRICSを経済から地政学的枠組みにする中国の思惑>
6月23日、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の首脳会合がオンラインで開催された。議長国を務めた中国の意図は、欧米諸国に対抗してBRICS諸国の団結を強めることにあり、習近平は「国際社会は真の多国間主義を実践しなければならない。冷戦思考を捨て去り、一方的な制裁や制裁の乱用に反対しなければならない」と述べ、「志を同じくするパートナーを早期に加入させるべき」と述べた。・・・・2022年7月27日・岡崎研究所・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/27369