<毎日社説:「国立劇場建て替え 古典ファン広げる工夫を」>
古典芸能の維持、やはり子供の時からの教育、小中学校、もっと古典芸能教育の充実を。
テレビ。古典芸能の放映があまりにも少なすぎ。
* 古典芸能を楽しむ本 落語・歌舞伎から能・狂言まで (PHP文庫・日本博学倶楽部 (著))
いま、戦後三度目の落語ブームだという。確かに寄席に若い女性の姿がグンと増えた。落語に関する書籍が次々と書店の店頭を飾り、雑誌では特集が組まれ、CDやDVDも充実してきた。
この傾向はなにも落語だけに限ったことではない。ここ数年、歌舞伎にはじまり、能、狂言、文楽など、古典芸能という日本のエンターテインメントに関心を寄せる人たちが増えている。古典芸能に「一家言ある」ことが、若い人たちのあいだでは、一つのステータスになっているのである。
しかし、古典芸には、敷居が高いイメージがあるのも確かだ。何を観ればいいのか、何を聞けばいいのか。それを払拭してくれるのが本書だ。
本書では、五つの古典芸能を取り上げ、それぞれの成り立ちから代表的な演目、鑑賞のツボと会場の案内、チケットの上手な入手方法までを紹介。今日からでも「通」を気取れる、初心者向けのコンパクトな入門書だ。さあ、本書を片手に古典芸能デビューを!
<毎日社説:「国立劇場建て替え 古典ファン広げる工夫を」>・ 2022/7/19
https://mainichi.jp/articles/20220719/ddm/005/070/068000c