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気持ちを萎えさせるメディアのネガティブトーン

* 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶 (幻冬舎新書・加谷珪一 (著) )
他の先進国が消費を拡大する中、なぜ日本だけが沈み続けるのか――原因は、緊縮財政でも消費増税でもなく「日本人の性格」だった。高度成長からバブル期は、人口増加、輸出主導で我が世の春を謳歌した。が、自己陶酔した「優しさ」「思いやり」「絆」の像とは裏腹に、じつは猜疑心が強く、他人の足を引っ張るという隠れた国民の本性が、「失われた30年」で明らかになった。後ろ向きな心持ちでの景気向上はあり得ない。本書は日本人の消費マインドが萎縮する現状を分析、数多のデータから景気浮揚できない理由を指摘し、解決策を提示する。

<気持ちを萎えさせるメディアのネガティブトーン>
最近の日経と日経ビジネスを読んでいると時々頭がくらくらします。理由は日本の経済とビジネスに関してあまりにもネガティブトーンが出過ぎているからです。今週号の日経ビジネスの企業ニュースを扱う「時事深層」欄。読んでいてムカムカしてきました。
最高益トヨタは一転減益に 自動車、資材インフレが直撃
伊藤忠から「3冠」を奪還 三菱商事、空前の利益でも危機感
ソニー、初の営業利益1兆円超も 鈍るゲームの成長力
大型連休で活況取り戻したが……旅行業界、露呈したボトルネック
これらの報道のトーンは全部同じで「一見よさそうだけど実はその先は真っ暗闇」という流れです。日経ビジネスだけではなく、日経新聞もこの基調の記事が相当増えており、読み手を常に構えさせるようになっています。「手放しじゃ喜べないよ」と。・・・ 2022.05.25・岡本 裕明・https://agora-web.jp/archives/220524203343-4.html

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