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「ウクライナ危機とコロナ危機:世界は自ら助ける者を助く」

* 国民安全保障国家論 世界は自ら助くる者を助く(船橋 洋一 (著))
ロシアの侵略と戦うウクライナの姿は、日本人に「安全保障」の現実を教えてくれた。
コロナ危機で米中対立が激化し、ウクライナ危機で”米国ブロック”と”中国・ロシアブロック”の対立へと拡大しつつある。さらに、気候変動に伴うエネルギー危機も重なる。今ほど安全保障の枠組みが根底から揺さぶられている時代はない。
今こそ日本の「国の形」と「戦後の形」のありようを検証し、安全保障と危機管理の観点から、新たな安全保障の構想を描かなければならない。
その中でひとつ、確かなことがある。コロナ危機とウクライナ危機を通じて、私たちが突きつけられた厳しい現実である。
自分たちを守ることができない社会は生き残れない。
自分の国を自分たちで守れない国は生き残れない。
天は自ら助くる者を助く。
明治開国の時、日本の国民は独立自尊の精神を学んだはずだ。その精神を改めて噛みしめねばならない。

<「ドイツはプーチンの戦争の“共犯者”である」エネルギーの“ロシア依存”をやめなかったメルケルの大失敗>・船橋 洋一・https://bunshun.jp/articles/-/54906

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