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「情報革命400年 顕微鏡からグーグルまで」

真贋入り混じる情報が垂れ流され,混乱や分断を生みつつある現代の情報社会。その原因はどこにあるのか,17世紀の『事実』の成立までさかのぼり,時代ごとに特徴的な情報伝達のイノベーションを取り上げ,それによって伝播される情報の変質と,社会の変化の関わりとをていねいに追っていきます。

* ニュートン新書 情報革命400年 顕微鏡からグーグルまで上巻(ケネス カミール (著), ジョン ダラム ピーターズ (著))
上巻は,レンズの発達や遠近法の発見から書き起こし,「17〜18世紀の書物や絵画,博物館」「19世紀の写真と新聞の発達」「20世紀前半の小説や雑誌の隆盛」など,メディアの中心が紙媒体だった時代を検証。科学の発展とともに,その時代の人々が増え続ける「事実」や「イメージ」をどのように扱い,かつ受け止めてきたかを鮮烈に描き出します。
 
* ニュートン新書 情報革命400年 顕微鏡からグーグルまで 下巻(ケネス カミール (著), ジョン ダラム ピーターズ (著)
下巻では,写真雑誌、映画、テレビ、ゴシップ誌、そしてインターネットの登場と、イメージが情報伝達に果たす役割が大きくなった時代に焦点を当てます。
撮影技術の発展と戦争との関係,「ステロタイプ」の成立に博物館が果たした役割,図書館とインターネット発達の関係など,情報社会を根元から理解するためにきわめて重要な1冊です。

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