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「レアメタルの地政学・資源ナショナリズムのゆくえ」

日本の海底資源開発、その現状は???、脱炭素に数兆円、その資金を海底資源開発に。
 
レアメタルの需要がこのまま増加すると2040年には破綻する……。いまや産業・生活になくてはならないレアメタルをめぐる状況と問題を政治や外交、地政学などさまざまな観点から掘り起こしたベストセラー。2018年フランス経済省「経済書籍賞」受賞。

* レアメタルの地政学・資源ナショナリズムのゆくえ(ギヨーム・ピトロン (著), 児玉 しおり (翻訳))
茶、石油、ナツメグからチューリップ、火薬にいたるまで、一次産品は常に探検や帝国や戦争に結びつき、歴史の流れを妨げてきた。今はレアメタルが世界を変えようとしている。環境を汚染するばかりでなく、世界の経済均衡と安全を危機に陥れている。21世紀における中国の権威を高め、世紀の変わり目にすでに始まった欧米の弱体化を加速しているのである。
しかし、欧米はまだレアメタル戦争に負けてはいない。中国は重大なミスを犯した。欧米はまだ抗戦できる。われわれがまだ知らない技術革新が富とエネルギーを生産する方法を変化させるだろう。
ともかく、本書で語りたいのは来たる世界へのアンチテーゼである。進歩を約束するテクノロジーの数奇な運命の隠された話であり、解決策よりもむしろ多くの危険をもたらす野心に満ちた探求の舞台裏である。――〈イントロダクション〉より

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