* 大惨事(カタストロフィ)の人類史(ニーアル・ファーガソン (著), 柴田 裕之 (翻訳))
戦争・ウイルス・自然災害・経済危機…… この世界の次なる「破滅」とは? ネットワーク理論やカオス理論で迫る文明の脆弱性。
伝染病のパンデミックや飢餓、戦争は天災か、人災か? 大惨事(カタストロフィ)の責任を負うべきは一握りのリーダーか、あるいは組織の管理職たちか?
大地震や火山の噴火、2つの世界大戦、中国の大躍進政策による飢餓、チェルノブイリ原発事故、スペースシャトル「チャレンジャー」の爆発事故など、人類が被ってきた大惨事や事故に共通する構造を、ネットワーク理論やカオス理論などの最先端の知見をもって明らかにし、この世界や組織が抱える脆弱性と回復力(レジリエンス)に、今、最も注目される「世界の知性」が迫る。
ニーアル・ファーガソンは、コロナ・パンデミックを幅広い歴史的なパースペクティブに置き、今回の危機は人類が初めて挑戦した大惨事ではないことを思い起こさせる。グローバルな歴史を深い知識とともに描きつつ、人類が直面した脅威を列挙し、人類がどのようにそれに対処してきたかを機知に富んだ方法で示してみせる。――フランシス・フクヤマ(『歴史の終わり』著者)
<「プーチンの本性」を見破れなかった西側の誤算・歴史家が恐れる世界が「大惨事」へと至る筋書き>
歴史を予測することの難しさ
歴史を予測するのは、なんとも難しい。未来を占うことを可能にする、すっきりした歴史の「周期」などない。それは、ほとんどの惨事が思いがけない所から突然やって来るからだ。・・・2022/06/02 ・https://toyokeizai.net/articles/-/587980
<メルケル前首相が沈黙する理由:対ロシア・中国政策で大きな禍根を残す>
2022.06.04 ・長谷川 良・https://agora-web.jp/archives/220603212401.html