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電力システム改革の罠:電力安定供給の危機

情けない、「政府、電気使用制限を検討 今冬、違反した企業は罰金」
原発再稼働を全面的に、やるべき事を行わず、違反した企業は罰金、裁判をすれば、国が負けるに決まっている???

<電力システム改革の罠:電力安定供給の危機>
「電力システム改革」とはあまり聞きなれない専門用語のように思われるかもしれません。
これは、電力の完全な自由化に向けて政府とりわけ経済産業省が改革の舵取りをしています。2015年から2020年にかけて3ステップで実施されました。
この改革の目的は3つあるとされています。
① 電力の安定供給の確保
② 電気料金上昇の抑制
③ 消費者の選択肢の拡大と事業者へのビジネスチャンスの創出
このうち①と②は誰の目にも失敗していることが明らかです。③もきわめて怪しい状況です。
今回は「① 電力の安定供給の確保」について見て行きたいと思います。
2022.05.27・澤田 哲生・https://agora-web.jp/archives/220526043910.html
 
<政府、電気使用制限を検討 今冬、違反した企業は罰金>
 経済産業省は27日、電力需給の逼迫が見込まれる今冬に大規模停電の恐れが高まった場合、大企業などを対象に「電気使用制限」の発令を検討すると明らかにした。違反すれば罰金が科される強制的な措置。また一般家庭などの節電が不十分な場合に備え、必要なら計画停電も円滑に発動できるよう、電力会社に準備状況を確認するとした。・・・2022年5月27日・https://www.tokyo-np.co.jp/article/179938

<エネ庁と原子力規制委員会が電力危機を生み出した>
今年3月の電力危機では、政府は「電力逼迫警報」を出したが、今年の夏には電力制限令も用意しているという。今年の冬は予備率がマイナスで、計画停電は避けられない。なぜこんなことになるのか。そしてそれが今からわかっているのに避けられないのか。
3月22日に東日本が大停電の一歩手前になった原因について、内閣府の再エネタスクフォースは「冬の最大需要は53.8GWだったので、今回の(最大需要)48.4GWを満たす供給力は存在していた」から、原発再稼動や火力の増設は必要ないという。足りていたのなら、なぜ電力は逼迫したのか。
冬の最大需要は想定供給を上回った・・・2022.05.17・池田 信夫
https://agora-web.jp/archives/220517084343.html

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