<プーチンの戦争が終わらせる戦後日本の「曖昧な平和主義」>
残念ながら、いやそれでよいのか?、日本の「曖昧な平和主義」は終わらないのでは。中国が台湾併合等、軍事的な爆発を起こさない限り。
憲法改正もいつのことやら、自民党政権、必ずしも挙党一致、この問題では難しい、まして公明党との連立に固執する限り。
<プーチンの戦争が終わらせる戦後日本の「曖昧な平和主義」>
<勝敗を「曖昧にすること」でウクライナ戦争を終えることは、もはや困難に見える。それは戦後の日本人が冷戦以来ずっとなじんできた、「曖昧さゆえの平和」を大きく揺るがす>
2月にロシアが始めたウクライナ戦争は、いよいよ「終わり方」が見えなくなってきた。当初は対独戦勝記念日にあたる5月9日に「勝利宣言」するはずだったプーチンの目算は狂い、むしろ同日に正式な「宣戦布告」を行うとの観測も出ている(4日時点で同国報道官は否定)。
仮にそうなった場合、たとえ核兵器の使用等は回避できたとしても、かつての世界大戦にも比すべき数年規模の長期戦となる危険も覚悟しなくてはなるまい。その場合、いかなるウクライナ戦争の「戦後秩序」が生まれ、私たちはどんな世界へと連れてゆかれるのだろうか。・・・2022年05月07日・與那覇 潤
https://www.newsweekjapan.jp/yonaha/2022/05/post-1.php