憲法と政治には、一筋縄ではいかない相互作用のダイナミズムが働いている。憲法は民主政治のプロセスを形づくる法であると同時に、そのプロセスを通じて、憲法自体が改正されることもありうるからだ。本書では、こうしたダイナミズムを「憲法政治」と定義し、国会の信任で内閣が成り立つ「議院内閣制」の統治構造に切り込んで、憲法改正の難しさの深層を考察する。緻密な取材を重ね、「憲法改正」をめぐる現実政治の潮流と統治構造の改革論を重層的に描くドキュメント。
* 憲法政治・「護憲か改憲か」を超えて (ちくま新書・清水 真人 (著) )
「憲法改正」とは何なのか? 緻密な取材を重ね、永田町を動かした改憲論議を読み解く。アカデミズムとジャーナリズムを往還し、憲法をめぐる政治の潮流を描く。
<【新刊紹介】生々しい政治ドラマを踏まえ「三原則」建議:清水真人著『憲法政治――「護憲か改憲か」を超えて』>・ 2022.04.09/・https://www.nippon.com/ja/japan-topics/bg900399/
<「憲法9条で日本を守れるか?」 空疎な理想よりリアルな議論を>
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから10日余り。3度にわたる停戦交渉もむなしく、ロシア軍の攻撃は激しさを増し、民間人の犠牲者は日を追うごとに増え続けるばかりか、原子力発電所まで標的となる最悪の事態に発展した。
核兵器の使用をちらつかせ、他国の主権を力によって一方的に侵害するロシアの動静は、国際協調主義や対話による外交交渉といったきれい事がまるで通用しない侵略戦争の現実をまざまざと見せつける。この戦争が21世紀の国際秩序に対する新たな脅威になったことは、遠く離れた日本でも多くの人が感じているだろう。・・・ 2022/3/10
https://www.sankei.com/article/20220310-PY5JPGULUJNRFI4TLW7D5RYEWI/
< 憲法改正を妨げる「隷属的平和主義者」の心情(屋山 太郎)>・2022.04.08・日本戦略研究フォーラム(JFSS)
https://agora-web.jp/archives/2055907.html