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「AI監獄ウイグル」

中国政府による新疆ウイグル自治区でのウイグル人への弾圧――、その実態はなかなかつかみにくい。本書は、アメリカ人ジャーナリストが168人のウイグル人にインタビューした迫真のルポルタージュである。そこで明らかにされたのは、最先端のAI技術によって実現された恐怖の監視社会だ。

* AI監獄ウイグル(ジェフリー・ケイン (著), 濱野 大道 (翻訳))
DNA採取、顔と声を記録する「健康検査」、移動・購入履歴ハッキング、密告アプリ――
そしてAIが「信用できない人物」を選ぶ。社会のすみずみにまで張り巡らされた「AIの眼」が、人々を統治していた。顔認証や音声認証を含めて、米国で生まれ、中国で完成した最先端技術が生活に入り込み、知らぬ間にテクノロジー企業へ情報が漏れ続ける。「デジタルの牢獄」と化したウイグルの恐るべき実態は、人類全体の未来を暗示していた。少女の危険な逃避行を軸に、世界がまだ知らない「ウイグル問題」の真相を、圧倒的な取材力で描き出す。成毛眞氏、橘玲氏、驚愕!!
<目次>
プロローグ その暗黒郷を〝状況〟と呼ぶ
第1章 中国の新たな征服地
第2章 国全体を監視装置に
第3章 ウイグル出身の賢い少女
第4章 中国テック企業の台頭
第5章 ディープ・ニューラル・ネットワーク
第6章「中国を倒せ! 」「共産党を倒せ! 」
第7章 習近平主席の〝非対称〟の戦略
第8章 対テロ戦争のための諜報員
第9章「政府はわたしたちを信用していない」
第10章 AIと監視装置の融合
第11章 このうえなく親切なガーさん
第12章 すべてを見通す眼
第13章 収監、強制収容所へ
第14章 強制収容者たちの日常
第15章 ビッグ・ブレイン
第16章 ここで死ぬかもしれない
第17章 心の牢獄
第18章 新しい冷戦
第19章 大いなる断絶
第20章 安全な場所など存在しない
エピローグ パノプティコンを止めろ・謝辞

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