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ソロモン諸島から見える中国の太平洋進出

* 生成される平和の民族誌―ソロモン諸島における「民族紛争」と日常性(藤井真一 (著))
戦争や暴力は非日常世界のものか?紛争下を「普通」に生き抜いた人々の生存戦略から、平和と紛争の共時的関係と紛争解決のダイナミズムを浮き彫りにする。
太平洋戦争の激戦地として知られるソロモン諸島ガダルカナル島は、21世紀の幕開けと相前後して新たな武力紛争「エスニック・テンション」に見舞われた。島の出身者同士も集団意識を共有せず、武装集団と島民との間に温度差があるために紛争に加担する度合いにも差が生じるなかで、贈与儀礼によって生存を確保するという特徴的な慣習も存在していた。彼らが草の根レベル・国家レベル・国際レベルでどのように紛争処理を行ってきたかを分析したうえで、紛争後の社会再構築における最重要課題である和解と関係修復の経緯を論じる。人々の絶え間ない互酬的実践と社会関係の操作によって、紛争の渦中であっても暴力や敵対意識が表面化せず、日常生活の中に平和が生成されていた姿を浮き彫りにする。

<ソロモン諸島から見える中国の太平洋進出>
 2021年12月29日付のウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)社説が、ソロモン諸島は中国の警察の支援を受け入れることに合意した、今回の中国進出を見れば米国は南太平洋にもっと大きな関心を払うべきだと述べている。・・・・2022年1月27日・岡崎研究所・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/25488
 
<中国の太平洋進出を許しかねないソロモン諸島の経済問題>
2021年12月24日・岡崎研究所・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/25189

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