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百貨店に新風:「Z世代」社員が売り場企画 古着やアート

* 百貨店の進化(伊藤 元重 (著))
百貨店は変化への対応を続けるだけの存在ではありません。優れた百貨店はこれから起きると予想される変化を先読みして、新たな動き提示するような存在でなくてはなりません。これから起きることを先取りして、新しいライフスタイルや消費の姿を消費者に提案する存在でなくてはならないのです。それができない百貨店は、時代遅れの存在として見捨てられることになります。
杉江三越伊勢丹ホールディングス社長は「百貨店はITを利用するのではなく、IT企業に変身しなくてはならない」と発言しています。徹底した情報技術への取り組みによって、百貨店のビジネスモデルを大きく見直す必要があるのです。
これは多くの業界でいわれていることですが、情報技術への取り組みを、システム担当の一部の部門の活動に限定するのではなく、経営戦略や企業の構造改革の中心に情報技術を据える必要があります。つまり経営課題の中心の位置に情報技術を置くのだ。それくらいの覚悟がないと、情報技術を活用した経営革新は実現できないのです。
業界では、これをDX(デジタル・トランスフォーメーション)、つまりデジタル技術による経営革新と呼びます。百貨店(小売業)こそDXが必要な業界なのです。
本書は、「百貨店は技術革新のユーザーではなく、IT企業になるべき」「B2CからC2Bへの転換」「外商・お帳場が重要」などの新しい視点を提供する本格的流通論。日本経済の最新動向を押さえた筆者ならではのユニークな議論が展開されます。

<「Z世代」社員が売り場企画 古着やアート、百貨店に新風>
 老舗の大手百貨店で、「Z世代」と呼ばれる20代を中心とした若手社員が売り場づくりに挑戦している。これまで百貨店が扱ってこなかった古着や、生態系を脅かす海洋プラスチックで作ったアクセサリーといった若い感性で選んだブランドを誘致。芸術や文化に触れるきっかけづくりに仮想現実(VR)を使ったアートイベントを開催するなど、客離れが進む百貨店に新風を吹き込み、新しい客層の開拓を狙う。・・・2022年02月19日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022021800834&g=eco&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

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