<読売社説:「企業の業績開示 長期的な成長を促す仕組みに」>
上場企業になると会計士監査とか企業情報の報告等等、いろんな費用が多額に必要となる。これが企業の上場を疎外する極めて大きな要因。もっとこれらの費用を削減する努力が必要だ。
3か月ごとの業績公表を義務づけている「四半期開示」のあり方に関する論議、当然のこと。
<読売社説:「企業の業績開示 長期的な成長を促す仕組みに」>
株主のために短期の利益ばかりを追求することには弊害があるとして、企業に是正を促す動きが出ている。大事なことだが、情報開示の必要性も忘れてはならない。
将来の成長と適切な情報開示を両立させる方策を探りたい。
金融庁の有識者会議は、上場企業に3か月ごとの業績公表を義務づけている「四半期開示」のあり方に関する論議を始めた。今春に報告書をまとめるという。・・・・
世界の取引所間の競争は激しい。日本の情報開示の姿勢が後退したと受け止められれば、資金が集まりにくくなる恐れがある。
一方、企業からは、取引所向けの四半期決算短信と、財務局に提出する四半期報告書という、異なる書式の資料を作る負担の重さを訴える声が多い。短信と報告書の内容をなるべく統一するなど、事務の効率化は進めるべきだ。
中長期的な成長には脱炭素の取り組みや人への投資も大切で、企業は、そうした項目の情報発信も強化するよう求められている。企業の負担軽減につながる適切な開示手法の論議を深めてほしい。2022/03/01
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20220228-OYT1T50221/
<産経主張:「四半期開示見直し 長期的経営を促す契機に」>・2022/3/10
https://www.sankei.com/article/20220310-GLD6JODVXZIPZFVW4PSWQZMXTE/