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LNGに依存したエネルギー政策を転換するとき

<LNGに依存したエネルギー政策を転換するとき>
エネルギー政策、特定のエネルギーに過度に依存することがいかにリスクが高いことか,見事に証明された,ロシアのウクライナ侵攻。
原発も,もちろん、石炭も。
特に石炭発電、CO2削減の技術進歩のための投資を。

<LNGに依存したエネルギー政策を転換するとき>
ドイツのショルツ首相は、ロシアからのパイプラインで供給されている天然ガスへの依存度を下げるため、エネルギー政策を大きく転換する方針を示した。ハーベック経済・気候保護相(緑の党)は、原発の運転期限延長を検討していると明らかにし、石炭火力の運転延長についても「検討においてタブーはない」と強調した。
ロシアからのパイプラインが途絶するとドイツ経済は壊滅する
これは当然である。図のようにドイツの1次エネルギー消費の約30%は天然ガスであり、そのほとんどがロシアからパイプラインで輸入するガスである。これが途絶えると、ドイツ経済は成り立たない。
このような不安定なエネルギー構成になった原因は、ドイツが「2050年カーボンニュートラル」という目標を打ち出して石炭火力をゼロにする一方、2022年末までに最大の非化石燃料である原発をゼロにする支離滅裂な政策を決めたことだ。
2022.02.28 ・池田 信夫・https://agora-web.jp/archives/2055339.html
 
<欧州ガス、遠い「あと1割」 脱ロシアへ4000万トン不足>
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、欧州で天然ガス危機への懸念が高まっている。ロシア産ガスの供給が急減するリスクが浮上したためだ。途絶した場合、地理的に近い北米・アフリカから最大限、調達しても消費量の約1割(4000万トン程度)が不足する計算となり、この捻出が焦点だ。液化天然ガス(LNG)の奪い合いは価格高騰を招きかねず、世界的な協調やエネルギー政策の転換も求められる。・・・2022年3月3日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB25BCD0V20C22A2000000/

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