<朝日社説:「トンガの噴火 コロナ下の支援模索を>
とりあえず、自衛隊による支援は終了。
後は民間がどのような支援を継続できるのか???
<朝日社説:「トンガの噴火 コロナ下の支援模索を」>
南太平洋のトンガの海底火山で大規模な噴火が起きてから、15日で1カ月になる。
首都のあるトンガタプ島を含めて広い範囲で火山灰が降り、全人口約10万5千人の8割以上が被災したという。・・・
悩ましいのは新型コロナだ。感染の広がりを防ぎながら、どう援助の手を差し伸べるか。・
トンガは世界有数の災害の多い国として知られ、日本は警報伝達のための防災無線を無償で供与するなどしてきた。コロナ下での経験は、新たな災害支援のあり方を探り、それにふさわしい態勢を整えるうえで貴重な先例になるだろう。
噴火は国内の防災施策にも教訓や課題を残した。
津波注意報などの発出が遅れたことを受け、気象庁は8日、今後は大規模噴火を覚知したら2時間以内に注意を呼びかけると発表した。専門家とともに噴火による海面変動のメカニズムも解明するという。
自治体の対応も問われた。津波注意報が出たら住民に避難を指示することになっているが、多くの市町村が見送った。揺れがなく、かつ深夜だったため混乱を避けるのを優先したとみられる。しかし50センチの津波でも車を押し流すほどの力がある。とりわけ海ぎわに集落がある自治体は、当時の判断を検証して、今後に生かすべきだ。
観測体制や予報の改善は必要だが、自然を相手に「万全」はない。市民もそのことを認識して、いざという時に備えたい。 2022年2月12日
https://www.asahi.com/articles/DA3S15202725.html?iref=pc_rensai_long_16_article
<自衛隊のトンガ支援終結へ 飲料水や物資輸送>・2022/2/17
https://www.sankei.com/article/20220217-RZTO7Z7NDNMEVJEOD6RBAOAHWQ/