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「死体格差 異状死17万人の衝撃」

年間約17万人――高齢化が進む日本では、孤独死など病院外で死ぬ「異状死」が増え続けている。そのうち死因を正確に解明できるのは一部に過ぎず、犯罪による死も見逃されかねないのが実情だ。なぜ、死ぬ状況や場所・地域によって死者の扱いが異なるのか。コロナ禍でより混迷を深める死の現場を赤裸々な証言で浮き彫りにする。

* 死体格差 異状死17万人の衝撃(山田 敏弘 (著))
病院で死ななかっただけなのに――他人事ではいられない知られざる現実
高齢化が進む日本では、病院外で死ぬ「異状死」が急増中しており、その数は年間17万人前後にも及ぶ。しかし、遺体を解剖し、死因究明を行っているのは一部にすぎず、死ぬ場所によってはその死因がきちんと究明されない「死体の地域格差」が生じている。この国では人は死してなお平等ではないのだ。その看過できない実態を、法医学者を中心とした当事者たちが証言する。コロナ禍の最中、知られざる死の現場を炙り出す告発ルポ。
【目次】
はじめに コロナ禍の死の現場から
第1章 地域で異なる死因究明
第2章 捜査に都合よく使われる死因
第3章 犯罪の見逃しと闘う孤高の法医学者
第4章 死因究明の日米格差
第5章 「死者の人権」を守るために
第6章 世界一の解剖数をこなす監察医
第7章 「死後画像」先進県の現状
第8章 孤独死の凄絶な現場
あとがき 一日も早く死因究明制度の確立を

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