やみくもな脱炭素、私は賛成できないが、地道なグリーンリカバリー、それは大賛成。
森林資源を活かしたグリーンリカバリー、もっともっと投資を。
* 森林資源を活かしたグリーンリカバリー 地域循環共生、新しいコモンズの構築(竹林 征雄 (著)ほか)
私たちが暮らす日本は、自給できる貴重な燃料資源である森林を有しています。植林して手入れすれば永遠に再生でき、ペレット化して室内で使う、ガス化発電で集落の電気とお湯をまかなうなど、エネルギー利用効率の高い新技術が、今世紀になってどんどん進化していることを、都会に住んでいると実感できないのかもしれません。 また、木の用途は建材や土木構造物だけでなく新素材の原料としても、どんどん拡大しています。使った後に最後は燃やせる、究極のエコ素材・木材を産む宝の山が、日本の森林なのです。 化石燃料に頼り、地球を温暖化させ続ける都会と、水と食料と燃料をいざというときには自給できる田舎、どちらも選べる日本になり、環境を考える、身の回りのできるところから実践してみませんか。本書はそんな、豊かな世界への扉なのです。
<日本製紙、「早く育つ木」を探求 脱炭素へ吸収量拡大>
二酸化炭素(CO2)の吸収量が多い木をいかに増やすか。樹木が早く、しっかり育てば吸収増にとどまらず、住宅や製紙向け原料の質や採算性の向上にもつながる。日本製紙がブラジルの植林地で取り組む、DNA分析から優良な木を選ぶ手法が実用段階に入っている。国内でも早く育つ苗の量産を2025年から始める計画だ。社有林の生産性改善を優先しつつも、脱炭素戦略と両立させる。・・・日経産業新聞・2022年1月24日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC161RL0W2A110C2000000/